Search Consoleを開けば数字は見られます。しかし、前週との差と、その変化に対して次に何をするかまで残そうとすると、CSVやZIPの保存方法で迷いやすくなります。
Search Consoleから保存する4種類のデータ
ページ・今回、ページ・比較、クエリ・今回、クエリ・比較の4種類に分けます。
| 分類 | 役割 |
|---|---|
| ページ・今回 | 現在のURL別データを確認する |
| ページ・比較 | 伸びたページ・落ちたページを探す |
| クエリ・今回 | 今回の検索意図を確認する |
| クエリ・比較 | 新しく出た検索語や変化を探す |
同じ長さの2期間を比較する
週次分析では、今回と比較対象を同じ日数にします。7日間と30日間を比べると、期間の長さの違いが結果に混ざります。週次分析では、Search Consoleの画面上で確認できるデータ範囲を見て、取得日だけでなく実際に選択した対象期間を記録します。
ファイル名に分類と対象期間を入れる
Search Consoleから保存したファイルは、内容を確認したうえで、分類と対象期間が分かる名前へ整理します。次は7月13日から7月19日を今回、7月6日から7月12日を比較対象にした説明用の命名例です。
pages_current_2026-07-13_2026-07-19.csv
pages_compare_2026-07-06_2026-07-12.csv
queries_current_2026-07-13_2026-07-19.csv
queries_compare_2026-07-06_2026-07-12.csv
4ファイルをZIPにまとめる目的は、ページ別・クエリ別、今回・比較対象を取り違えないようにすることです。
Codexへ渡す前に確認すること
- 今回と比較対象の期間が同じ日数か
- 7日間と30日間など、長さの違う期間を比較していないか
- ページ別とクエリ別のファイルが混ざっていないか
- 対象サイトが別サイトのデータになっていないか
- 取得日と対象期間が分かるか
- 空のファイルや一部だけ取得されたファイルがないか
不整合があれば、Codexに分析を進めず、不足として報告するよう指定します。
そのまま使える週次分析用の簡易プロンプト
ここまでの確認事項と分析方針をまとめた、週次分析用の簡易プロンプトです。実際に使うときは、期間、対象サイト、ファイル名を自分のデータに置き換えてください。
既存の列名や取得形式、サイト構成によって調整が必要な場合があります。分析結果はそのまま修正指示にせず、元データと記事内容を人間が確認してから対応を決めます。
【タスク名】Search Console比較データを週次分析する
添付したSearch Consoleの4ファイルを比較してください。
今回の期間:
YYYY-MM-DD〜YYYY-MM-DD
比較対象期間:
YYYY-MM-DD〜YYYY-MM-DD
対象サイト:
対象のブログ名またはサイトIDを記入
対象ファイル:
- pages_current
- pages_compare
- queries_current
- queries_compare
最初に、次の点を確認してください。
- 今回と比較対象が同じ日数か
- 2つの期間が重複していないか
- ページ別とクエリ別のファイル対応が正しいか
- 空または不足しているファイルがないか
- 別サイトのデータが混ざっていないか
- 対象期間と取得日を確認できるか
不整合や不足がある場合は分析を進めず、未確認事項として報告してください。
不足している数値、検索意図、変化の原因を推測で補わないでください。
問題がなければ、ページ別とクエリ別を分けて、今回と比較対象の差を確認してください。
確認する指標:
- クリック数
- 表示回数
- CTR
- 平均掲載順位
次の観点で変化を整理してください。
- 増加または減少したページ
- 新しく表示され始めたクエリ
- 表示回数は増えたがクリック数が増えていない項目
- 順位が変化した項目
- 数値が少なく、まだ判断しにくい項目
変化の原因は断定せず、追加で確認すべき候補として示してください。
1週間の変化だけで、全面的なリライトや削除を提案しないでください。
結果は次の3分類でも整理してください。
- すぐ確認する
- 経過観測する
- 判断材料を集める
最後に、記録案を次の3つへ分けて提示してください。
- Weekly:今回確認できた事実と変化
- Knowledge:継続して使う分析ルール
- Next Actions:人間が次に確認する具体的な作業
記事本文、管理ファイル、CSS、ブログ上の設定は変更しないでください。
リライトや公開操作も行わず、分析結果と変更案だけを報告してください。
4つの指標を組み合わせて確認する
ページ別・クエリ別のそれぞれで、クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位を確認します。1つの指標だけで結論を出さず、組み合わせて判断候補を作ります。
- クリック数:検索結果からページが開かれた回数
- 表示回数:検索結果にページが表示された回数
- CTR:表示されたうちクリックされた割合
- 平均掲載順位:検索結果に表示された位置の目安
| 観測した変化 | 確認する候補 |
|---|---|
| 表示回数は増えたがクリック数は変わらない | 新しい検索語で表示され始めていないか、タイトルと検索意図が合っているか確認する |
| クリック数は増えたが順位は大きく変わらない | 一部のクエリだけが伸びていないか、クエリ構成と流入ページを確認する |
| 順位は下がったが表示回数は増えた | 新規クエリが追加されていないか、対象範囲が広がった結果ではないか確認する |
| 表示回数とCTRが下がった | 季節性や公開直後の変化がないか、1週間だけの変動ではないか確認する |
Codexには原因を断定させず、追加で確認すべき候補を整理させます。リライトするか、もう一度観測するかは人間が決めます。
分析結果は3段階に分けて判断する
| 分類 | 判断の目安 | 行動例 |
|---|---|---|
| すぐ確認する | データの不整合、リンク切れ、明らかな誤記 | 条件や本文を確認する |
| 経過観測する | 変化はあるが期間が短い | Weeklyに残し、次回も見る |
| 判断材料を集める | 変化が小さい、季節性が考えられる | 追加期間や記事内容を確認する |
Weekly・Knowledge・Next Actionsへの記録例
- Weekly: 今回と比較対象を同じ7日間で比較し、ページ別・クエリ別の変化を確認した
- Knowledge: 週次比較では4種類のファイルを使い、対象期間と取得日を記録する
- Next Actions: 表示回数が増えたページのタイトルと冒頭文が検索クエリに合っているか確認する
Weeklyは観測の履歴、Knowledgeは現在のルール、Next Actionsは確認済みの作業予定です。3つを混ぜないことで、翌週に分析の流れを追えます。
Codexと人間の役割を分ける
| Codex | 人間 |
|---|---|
| ファイル分類、期間確認、差分整理 | 元データと条件を確認する |
| 変化の候補を提示する | 季節性、記事内容、公開時期を確認する |
| リライト候補と記録の下書きを作る | 修正範囲と表現を決める |
まとめ
比較ZIPは、保存すること自体が目的ではありません。同じ条件で差分を確認し、観測結果をWeekly、現在のルールをKnowledge、実行する作業をNext Actionsへ分けて残すために使います。
