Search Console比較ZIPを週次分析へ使う方法

Search Consoleから取得した比較用ZIPを、Codexでページ別・検索クエリ別に整理し、前週との差をWeekly・Knowledge・Next Actionsへ残す手順をまとめます。

この記事の目次
  1. Search Consoleから保存する4種類のデータ
  2. 同じ長さの2期間を比較する
  3. ファイル名に分類と対象期間を入れる
  4. Codexへ渡す前に確認すること
  5. そのまま使える週次分析用の簡易プロンプト
  6. 4つの指標を組み合わせて確認する
  7. 分析結果は3段階に分けて判断する
  8. Weekly・Knowledge・Next Actionsへの記録例
  9. Codexと人間の役割を分ける
  10. まとめ

Search Consoleを開けば数字は見られます。しかし、前週との差と、その変化に対して次に何をするかまで残そうとすると、CSVやZIPの保存方法で迷いやすくなります。

Search Consoleから保存する4種類のデータ

ページ・今回、ページ・比較、クエリ・今回、クエリ・比較の4種類に分けます。

分類 役割
ページ・今回 現在のURL別データを確認する
ページ・比較 伸びたページ・落ちたページを探す
クエリ・今回 今回の検索意図を確認する
クエリ・比較 新しく出た検索語や変化を探す

同じ長さの2期間を比較する

週次分析では、今回と比較対象を同じ日数にします。7日間と30日間を比べると、期間の長さの違いが結果に混ざります。週次分析では、Search Consoleの画面上で確認できるデータ範囲を見て、取得日だけでなく実際に選択した対象期間を記録します。

ファイル名に分類と対象期間を入れる

Search Consoleから保存したファイルは、内容を確認したうえで、分類と対象期間が分かる名前へ整理します。次は7月13日から7月19日を今回、7月6日から7月12日を比較対象にした説明用の命名例です。

pages_current_2026-07-13_2026-07-19.csv
pages_compare_2026-07-06_2026-07-12.csv
queries_current_2026-07-13_2026-07-19.csv
queries_compare_2026-07-06_2026-07-12.csv

4ファイルをZIPにまとめる目的は、ページ別・クエリ別、今回・比較対象を取り違えないようにすることです。

Codexへ渡す前に確認すること

  1. 今回と比較対象の期間が同じ日数か
  2. 7日間と30日間など、長さの違う期間を比較していないか
  3. ページ別とクエリ別のファイルが混ざっていないか
  4. 対象サイトが別サイトのデータになっていないか
  5. 取得日と対象期間が分かるか
  6. 空のファイルや一部だけ取得されたファイルがないか

不整合があれば、Codexに分析を進めず、不足として報告するよう指定します。

そのまま使える週次分析用の簡易プロンプト

ここまでの確認事項と分析方針をまとめた、週次分析用の簡易プロンプトです。実際に使うときは、期間、対象サイト、ファイル名を自分のデータに置き換えてください。

既存の列名や取得形式、サイト構成によって調整が必要な場合があります。分析結果はそのまま修正指示にせず、元データと記事内容を人間が確認してから対応を決めます。

【タスク名】Search Console比較データを週次分析する

添付したSearch Consoleの4ファイルを比較してください。

今回の期間:
YYYY-MM-DD〜YYYY-MM-DD

比較対象期間:
YYYY-MM-DD〜YYYY-MM-DD

対象サイト:
対象のブログ名またはサイトIDを記入

対象ファイル:
- pages_current
- pages_compare
- queries_current
- queries_compare

最初に、次の点を確認してください。

- 今回と比較対象が同じ日数か
- 2つの期間が重複していないか
- ページ別とクエリ別のファイル対応が正しいか
- 空または不足しているファイルがないか
- 別サイトのデータが混ざっていないか
- 対象期間と取得日を確認できるか

不整合や不足がある場合は分析を進めず、未確認事項として報告してください。
不足している数値、検索意図、変化の原因を推測で補わないでください。

問題がなければ、ページ別とクエリ別を分けて、今回と比較対象の差を確認してください。

確認する指標:
- クリック数
- 表示回数
- CTR
- 平均掲載順位

次の観点で変化を整理してください。

- 増加または減少したページ
- 新しく表示され始めたクエリ
- 表示回数は増えたがクリック数が増えていない項目
- 順位が変化した項目
- 数値が少なく、まだ判断しにくい項目

変化の原因は断定せず、追加で確認すべき候補として示してください。
1週間の変化だけで、全面的なリライトや削除を提案しないでください。

結果は次の3分類でも整理してください。

- すぐ確認する
- 経過観測する
- 判断材料を集める

最後に、記録案を次の3つへ分けて提示してください。

- Weekly:今回確認できた事実と変化
- Knowledge:継続して使う分析ルール
- Next Actions:人間が次に確認する具体的な作業

記事本文、管理ファイル、CSS、ブログ上の設定は変更しないでください。
リライトや公開操作も行わず、分析結果と変更案だけを報告してください。

4つの指標を組み合わせて確認する

ページ別・クエリ別のそれぞれで、クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位を確認します。1つの指標だけで結論を出さず、組み合わせて判断候補を作ります。

  • クリック数:検索結果からページが開かれた回数
  • 表示回数:検索結果にページが表示された回数
  • CTR:表示されたうちクリックされた割合
  • 平均掲載順位:検索結果に表示された位置の目安
観測した変化 確認する候補
表示回数は増えたがクリック数は変わらない 新しい検索語で表示され始めていないか、タイトルと検索意図が合っているか確認する
クリック数は増えたが順位は大きく変わらない 一部のクエリだけが伸びていないか、クエリ構成と流入ページを確認する
順位は下がったが表示回数は増えた 新規クエリが追加されていないか、対象範囲が広がった結果ではないか確認する
表示回数とCTRが下がった 季節性や公開直後の変化がないか、1週間だけの変動ではないか確認する

Codexには原因を断定させず、追加で確認すべき候補を整理させます。リライトするか、もう一度観測するかは人間が決めます。

分析結果は3段階に分けて判断する

分類 判断の目安 行動例
すぐ確認する データの不整合、リンク切れ、明らかな誤記 条件や本文を確認する
経過観測する 変化はあるが期間が短い Weeklyに残し、次回も見る
判断材料を集める 変化が小さい、季節性が考えられる 追加期間や記事内容を確認する

Weekly・Knowledge・Next Actionsへの記録例

  • Weekly: 今回と比較対象を同じ7日間で比較し、ページ別・クエリ別の変化を確認した
  • Knowledge: 週次比較では4種類のファイルを使い、対象期間と取得日を記録する
  • Next Actions: 表示回数が増えたページのタイトルと冒頭文が検索クエリに合っているか確認する

Weeklyは観測の履歴、Knowledgeは現在のルール、Next Actionsは確認済みの作業予定です。3つを混ぜないことで、翌週に分析の流れを追えます。

Codexと人間の役割を分ける

Codex 人間
ファイル分類、期間確認、差分整理 元データと条件を確認する
変化の候補を提示する 季節性、記事内容、公開時期を確認する
リライト候補と記録の下書きを作る 修正範囲と表現を決める

まとめ

比較ZIPは、保存すること自体が目的ではありません。同じ条件で差分を確認し、観測結果をWeekly、現在のルールをKnowledge、実行する作業をNext Actionsへ分けて残すために使います。

← 記事一覧へ戻る